「書」による復興のメッセージ - 「絆」そして「夢」

3.11の悲劇の日を、希望の日に……。
聖墨会代表の平松聖悟氏から、一日も早い被災地の復興と、力強く立ち上がる日本にむけて、「書」によるメッセージを戴きましたので、ここに紹介いたします。

絆

絆とは切っても切れない家族の縁、友人・日本人・そして人間の縁 などなど・・・。

この作品は、墨の部分から書き始め最後に白く「絆」の部分が浮か び上がり、時と共に大切にしたい絆が完成していくという趣旨で揮毫したものです。

絆

d+r+e+A+m「dream」で、夢という文字の形状に似せたものです。

世界共通語の英語で、日本のこれからの復興を願う世界中の「夢」を和太鼓とのコラボで魂を込めて揮毫しています。


平松聖悟

平松聖悟

キャリアデザイン・エンタープライズ
聖墨会
代表

平松聖悟氏プロフィール

熊本市生まれ。もの心ついた頃から書道、レタリング、シンボルデザインなどを父(平松敬堂)に師事。
デザインセンター、広告代理店萬年社を経て、東京、大阪などで広告を学び1975年独立。
デザイン書道家、CIデザイナー、グラフィックデザイナー、アーティスト、イベントプロデューサーなど広範囲に活動し、ラハティ国際ポスタービエンナーレ、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレをはじめ国内外のコンペティション多数受賞。
デザイン版画の作品は、ニューヨーク近代美術館、カナダストラットフォード美術館、コネチカット大学など、国内外の美術館、大学などにパーマネントコレクションされている。

2007年よりデザイナーとしてのキャリアを活かしたデザイン墨道家として活動を本格的に開始。
主な作品として、九州国立博物館開館一周年記念イベント『海の神々』のタイトル揮毫。
福岡のホテルシーホークや小布施市の枡一市村酒造場の揮毫でも話題になる。
作品は全国高校の美術教科書(日本文教出版)、「若きクリエイターのための広告書道発想論(誠文堂新光社)」をはじめ業界誌などに数多く掲載紹介されている。